忍者ブログ

三丁目交差点

リアルでもバーチャルでも友達が少ない管理人が日々のグダグダを書き散らしつつ、
共通の趣味を持つ人たちとの交流をはかる。はかりたい・・・

[PR]

2024/05/19(Sun)00:42

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

No.|CommentTrackback

瑕は己にしか治せないのだと、かの男は言う。

2009/01/27(Tue)02:03

瑕読了ー。

のろのろ読むとか言っといて早かろうが。
まあそんなことはいいさ。
今回は私的に一番楽しかった。
犯人(便宜上ね)に対する憤りが今回はなくて済みました。
鉄鼠のときと絡新婦のときは本当に読むのやめようかと思いましたから。
宴で終始悲しかったときは本当に、関口に同調したくもなってしまったしね。
でも今回はまだ希望があると思いました。
伯爵の未来にはまだ希望があると思う。

それよりなにより楽しかったのが中禅寺と関口君の仲良しっぷりですが。

前作までは弟子部下組とか敦っちゃんとかわんさと出てきましたから
そっちに気を取られてしまってましたが、今回はまるで姑獲鳥のような少人数制。
師匠上司組と久々の新キャラ(超脇役)しかいなかったですからね。
中禅寺・榎木津・関口が出ずっぱり。
楽しいとしか言えないですね!
久々に姑獲鳥のように憤慨する榎さんも見れたし!
なんてカッコいいんだ憤慨する榎さん・・・
(個人的に榎さんは怒ってる時が一番かっこいいと思うんだ)

今回は関口君は中禅寺のとこには行かないんですけどね。
でもお互いなんかかんかで相手のことを考えてるよね。
でかくて整然とした、まるで図書館のような書斎を見て、京極堂が見たら泣いて喜びそうだとか、
姑獲鳥に対する新たな発見を見て、関口君にも教えてやらないととか、
初対面の客に対してまで「知人です」と言い張るところとか、すべてが仲良しに見える。
(そうとう目が曇ってますか。眼科にかかってくる必要がありそうですか。ほっといてくれー)

前回自分の輪郭の大半を京極堂に依存しているとカミングアウトした関口君は
輪郭が半分戻らないままずいぶん曖昧な状態で榎さんに引っ張り出されたよ。
なんと榎さんが目が見えなくなったとかで。(とてもそんな風には見えないそうだが)
目が見えなくなったのに勝手に動き回ったあげく関くんを振り回して紆余曲折の果てに
猿と呼ばないでくれと言った関くんに「ならタツミと呼ぼう!!」
そして作品終了まで本当にタツミと呼び続けたよー!(それだけ報告したかった)
なにこれ?なにこれ?!榎関?!
私に新たな世界に行けとおっしゃるのですか神(京極先生)よ!!

榎×関一派のバイブルとなるに違いない一冊ですね。
(自分は違うので本当にそうなるかはわかりませんが)

実際、関君は終始榎さんと行動を共にしていて、京極堂が接触したのは最後の100ページほどですからね。
今回中禅寺は榎さんが羨ましかったに違いないよ。
こんなことになるんなら自分に要請が来たときに素直に行けばよかったとか思ったに違いないね。
しかも帰り道で榎さんはタツミタツミって呼び捨てにしてるに違いないわけだから、
「自分のいない間になに親密になってんだこの野郎!!」だよね!!!
京極のいないうちに二人して同じベッドで寝ちゃうわけだからね!可哀想に中禅寺!(大笑い)
(三丁目交差点は中禅寺君の報われない恋路を報われないこと前提で応援しています)
大丈夫だって中禅寺、今回のことで関くんは奥さんを大事にするって決めたみたいだから

榎さんに盗られる心配はないよ!

なんせ榎さんは敦っちゃんとラブラブになる予定だから!(勝手に)
宴でようやく敦っちゃんも榎さんを異性として意識したっぽいから!(妄言)
だから安心して片思いしているがいいよ。
それとも関くんの輪郭のほとんどが自分に依存してるのを知ってて安心してたりするのだろうか。


話自体も今回はすごく気に入りました。
最初から最後まですごくほのぼのと読んでしまった。
関口と中禅寺が別々のルートを辿って二人ともちゃんと真相にたどり着いたときに、
中禅寺は関くんを知人呼ばわりして蔑んでるような態度をとってるけど、
毎回関くんが誰よりも真相にたどり着けるのを知ってて言ってるよなーとか、
関口が大事なものほど遠くになければならないと思ってるの知ってて
知人だって言い張ってるよなーとか、しかもその考え方が姑獲鳥の時からだから
それまでは友人って言っててそこを境に知人なんだろうなーとかいろいろダラダラ考えてました。
こうやって書くとどんだけ必死なんだ中禅寺!!
まぁすべては可哀想な脳みそしか持ってないバカの妄言なんで気にしないでください。
むしろ作品の純粋な読者が見たら怒られる。

あと、今回出番の少なかった木場修ですが、彼曰く、
中禅寺=馬鹿
榎木津=マヌケ
関口=カス
らしいです。なら木場ちゃんはなんなのでしょうかね。
榎さんがなんと評していたか忘れてしまったなぁ。
PR

No.26|京極堂Comment(0)Trackback()

京極堂敗北まであと5秒

2009/01/23(Fri)01:02

P1010245.JPG



なんか気が向いたので蜘蛛の最後のほうをパラパラと捲っていたら、
そんな記述があったのでいてもたってもいられず、思わず描きなぐってしまったわけです。

絡新婦の理 P1355 7行目
京極堂は器用だが、力がないのだ。

鍵穴に差し込んだ鍵が何かにひっかかって回せないから君がやってみろと
関口君に鍵を差し出してそれを関口君が已む無く受け取るシーンですね!
そうか!京極堂は関口君に腕相撲で勝てないんだ!
と思ったらもう描くしかないだろう!!
っても絵は専門外なので下手糞だとか二人が腕を乗せてる台が傾いてるとか言わないで・・・
わかってる!わかってるんですから!!
どっちが京極堂で関口だかわからないとかそういう意見もお断りだ!

でもあまりにもひどいのでせめて座卓だけでもちゃんと描けばよかった・・・

中禅寺はきっと本より重いものはもったことがないんですね!
本ならいくら重くても持てそうだけど!
だから鉄鼠でもぶっ倒れた関君を運びおろすのは榎さんだったわけだけど
中禅寺は羨ましくて仕方なかったに違いないね。
なんせ自分は担ぎたくても担げないわけだからね!
もっと食ってもっと鍛えたまえよ中禅寺!
でないと関君を押し倒したところで振り切られてしまうぞ。



ところで今朝見た夢の話なのですが。
なぜか由良伯爵邸で榎さんから全速力で逃げ回る夢を見たんですね・・・
状況はハッキリ言って、謎です。わかりません。
栗毛のはずの榎さんですが、なぜか金髪でした。
大笑いしながら猛然と追いかけてくるんですよ。
もう、半分恐慌状態に陥っている私。
待ちたまえって言われたって待つか!うぎゃああああ!みたいな感じで。
なんつーかかんつーか、ね。
目が覚めて「もったいない!!!」って思わず叫んだもん。
なんで逃げちゃうかなぁ?!
追いつかれてはがいじめとかにされちゃえよ自分!(妄想)
あー今夜もこの夢見れないかなぁ・・・

No.25|京極堂Comment(0)Trackback()

え、うおっ!うおおーー!

2009/01/15(Thu)23:41

本日はコンビニで立ち読みday。
「読めない漢字」みたいな本がありましたので挑戦。
フッフッフ、漢字読めるかな?系は燃えてしまうのだよ!!
さあかかってきたまえ!

3分後

ああうん、これは確かに読めないねえ・・・
醜男とか、中級なのにすでに読めないよ。
なになに、お伽噺系の名前とな?
うむむ難しい。
あ、最上級なのにこれは読める!!!

「木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)!」

わぁ~知識偏ってるぅ☆
まぁこんなこともあるよねぇ。

そしてそんなことも忘れた3分後

小説の主人公の名前かぁ
これならばある程度いけるに違いない。
おお、左文字進探偵の名前が・・・
御手洗潔もいる。
ちゅーか一部を除いてほとんど読めるではないか。
たいてい普通の読み方であるよ。
ほらこれだって、



せきぐちたつみ だろ?簡単・・・



?!
関口巽?!
セキグチタツミで読み方あってる?!
(急いで解答ページをめくる。ベラベラベラ)
あってるーーーー!!!!!
猿だ猿だ間違いなく猿だよ!
うわほーい!関くん出世したねぇ!
同姓同名の別人じゃないよねぇ?

≪せきぐちたつみ:京極夏彦の小説に出てくる表向きの主人公≫

暗に本当の主人公じゃないって言われてるーぅ
さすが関くん!本編の外でもいい扱いされてるじゃない!
それでこそ私が愛する関口巽その人ですよ!(変態)

とまぁ、こんな感じで心中で小躍りしながら顔はニマニマが止まらず、確実に不審者状態。
たった二つの単語だけでこの本を購入しかけた次第でありますが、値段を見てやめました。
こんな薄っぺらな文庫に1200円も出すくらいなら次巻を買いますよねぇ!
でもしばらくはこの本を立ち読みしに通うと思います。コンビニに!

皆さんもそれらしい本を見つけたらちょっと手にとってめくってニヤニヤしてください。

No.24|京極堂Comment(2)Trackback()

明けましたおめでとうございます。

2009/01/13(Tue)00:05

あけましておめでとうございます。(遅い)
鏡開きももう終わってしまいました。

ぜんぜんわからなかった感じなので今は塗仏を読み直しています。
ちっとも進まなーい。
関口は未だ戸人村におるよ。
匣とかのほうがよほど読みやすい。

しんどくなってきたので陰魔羅鬼かっちゃったよ。
変換めんどくさー

はい、初っ端から関口君がトリップさせられています。
この人は自主的にもトリップしちゃうけど、
他人にも簡単にトリップさせられてんなぁ・・・

そしてテーゼの日本語訳が命題だということを初めて知りました。
エヴァンゲリオンのアレですね、残酷な天使の命題(テーゼ)。

あと、あの分厚ーい本を持ち歩くのがしんどい時の為にコミック版匣を買いました!
久保竣公先生の作品部分のシルエットがかわいいです。
頼子ちゃんが・・・再現率高すぎて怖いよ。
あと木場修の再現率も高すぎる。まさに“いかつい”の代名詞。
加奈子さん美人だなぁ。そしてお母様も美人だなぁ!

まぁ、敦子さんが誰よりも美人で可愛いですが。
(敦子さん親衛隊と呼んでください)

でも弟子部下組がなかなか適当だ。
鳥口君がなんかひょろくて嫌だ。
確かに飄々ってかんじではあるんだけど、でかくて重い写真機担いで山登りはできなさそうだなぁ。
青木君も・・・髪型が無理やりすぎるよ(笑)
確かにそのシルエットはこけしだが・・・
こけしっていうのはさぁ、身長に対して頭が大きいって意味だと思うんだよねぇ。
まぁいいんだけど?


・・・関口くんは目がよくなったようです。
noメガネ no関口 
どこの凡学生だよ・・・この関口君はトリップできない!
っつーか中禅寺と同い年に見えないんだけど(笑)
雪絵さんも若くてきれいだなぁ。
この夫婦は25才位に見えますね!

んでもっておまけページ笑った。

中禅寺「魍魎の匣が連載されているのは『コミック怪』という書物なのだよ 関口君」
関口「そうか どうりで『稀譚月報』を見ても載っていなかったわけだ」

あたりまえだよ。
真剣すぎる二人の顔が笑いを誘います。
そしてやはり同い年に見えないです!
部長と新入社員とかそんな年齢差だろう君たち。


しかしマンガって便利ですねぇ。
視覚情報の部分を大幅に省略できるので、1ページとかかかる描写シーンが一コマ二コマとかで済んじゃっています。
なおかつわかりやすい!
もう全部マンガにしちゃおうよ。


これを主に読みながら瑕のほうはてろてろ読もうと思います。
今までにないスピードになるでしょう・・・

No.23|京極堂Comment(0)Trackback()

リアル中禅寺夫妻

2008/12/27(Sat)17:42

お家の前でリアル中禅寺夫妻を見た・・・!

正月が近いので着物の人が多いのです。
しかしただ単に着物の男性は多いんですが、
この夫婦は名字が中禅寺でもおかしくないと思いました!

品のある落ち着いた、いかにもなご夫婦。

奥様のほうは朱色の道行にファーの襟巻。
そして旦那さまのほうは黒のインバネス!

※インバネスコート・・・男性用の外套の一種。 単にインバネスと呼ばれることもある。 丈が長いコートに、ケープを合わせたデザインを持つ。日本では主に男性の和装用コートとして用いられ、「二重回し」「二重マント」「とんび」などとも呼ばれる。 これらの呼称は混乱しており、さまざまな定義が成されているが、歴史的にどれかが正しいと言える物ではない。

正月の雰囲気に賑わう市場、人ごみの中寄り添って正月の買い物をする和装の夫婦!!
なにこれ、漫画か何かですか?!
今昭和何年?!

↑みたいな感じで大興奮してしばらく後付けてじっくり観察してしまった。
確実に怪しい人だった。
でも素敵な人たちだった・・・
普段から着物で生活してますって言われたら信じる。マジで。
着物の人最近多いですけどあそこまでハマってる人なかなかいないです。

ああ・・・!写真でもとっときゃよかった!
そうすればこの感動を皆様にもお伝えできるのに!!
自分の語彙力のなさが憎い!!

とりあえず、その夫婦を見て私は中禅寺夫妻の日常(お正月の準備偏)を妄想してうっとりしてしまったのでした。

No.22|京極堂Comment(2)Trackback()